南海和歌山大学前駅前での宣伝活動を報じた「毎日新聞」和歌山版(2015年9月16日付)です。



【文字】

毎日新聞・和歌山
2015年9月16日

「安保法案反対署名を」
和歌山大有志 廃案求め呼び掛け

 和歌山大の教員らでつくる「有志の会」が15日、参議院で審議中の安全保障関連法案の廃案を求め、和歌山市 中の南海和歌山大学前駅周辺でチラシを配って反対署名を呼びかけた。
 有志の会は先月13日、和歌山大の越野章史准教授(教育思想史)を中心に、現職教員や名誉教授計9人が呼びかけ人となって発足した。インターネットを通じ、廃案を求める活動への賛同者の署名を募ってきた。署名は今月14日現在、教員や在校生、卒業生など492人分が集まった。
 この日の活動には、越野准教授ら10人の教職員が参加。「国民の過半数を超える人が反対する中、可決成立を強行することは民主主義に反する」「憲法を守らない政治は立憲主義の原則を破壊する」などと通行人に訴えた。
 署名に応じた大阪府岸和田市の松浦政功さん(67)は「世界中の戦争への参戦を可能にする戦争法案だと危惧している」と話した。【谷田朋美】