WBS和歌山放送ニュース

安保関連法の可決を受け、5つの有志グループが抗議声明(写真付)
2015年09月19日 18時23分

集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法が、きょう(19日)未明の参議院本会議で、自民党や公明党などの賛成多数により可決・成立したこと受け、憲法9条を守る和歌山弁護士の会ら、5つの有志のグループが、法律廃止を求める声明を発表しました。



会見で声明文を読み上げる藤井弁護士(右から2人目)(9月19日 和歌山市十番丁で)

声明を発表したのは「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の共同世話人を務める藤井幹雄(ふじい・みきお)弁護士や「安全保障関連法案の廃案を求める和歌山大学有志の会」で事務局長を務める越野章史(こしの・しょうじ)准教授ら5つのグループの7人です。

きょう午後、和歌山市内で開かれた記者会見で、藤井弁護士らは「数々の強行採決と言われるものがあったが、あれほど乱暴な強行採決と言われるものを見たことが無い。それほど異常な光景だったと思う」と述べました。

また、和歌山大学の越野准教授も「特別委員会の議事録が残っていないのは委員会審議と言えない。法案は成立したがまともに運用できる状況ではない」と批判しました。

また、それぞれのグループは今後も法律廃止を求める運動を行っていくということです。